去年の暮れあたりから、人に助けてもらって「ありがとう」と言うことが多い。僕は、あまり手間がかからないキャラのはずなんだけど・・・。これから語るのは、助けてもらった人に”ありがとう”を言うお話。
レンタルロッカーの中身が撤去される
2011年12月、ボウリング部部長が復活したので、久しぶりにラウンドワン板橋店へ行った。
受付で、ロッカーのカギを受け取るためにロッカー利用者カードを店員さんに渡す。カードを見た店員さんが「あれ?」みたいな表情をした。そういえば、ロッカーの有効期限が切れていたような。
『あちら(テーブルの方)でお待ちいただけますか?』と言われたので、そちらへ移動する。
しばらくすると、女性の社員さんがやってきた。そして、ロッカーの中身について説明を受ける。
『ロッカーの中身なんですが、保管期限が過ぎたので撤去しました。』
これを聞いた瞬間、「やっちまった!」と思った。ボールもシューズもまだ使えたのに。でも、無くなってしまった物はしょうがない。今の投げ方に適したボールを新調するか、と考えているときにその社員さんが言った。
まだ倉庫にあるはずなので、探しましょうか?
一瞬、耳を疑った。もう、捨てちまったんじゃないのか?
「捨てていないんですか?」
『捨てていいと確認が取れていないので、捨てていないと思います。』
ロッカーの有効期限か切れて長く経つのに、残っている可能性があるとは思わなかった。ぜひとも探していただきたい。
「出来たら探して頂きたいのですが・・・」
『わかりました。倉庫の奥に積み上げられているので、しばらくお時間を頂けますか?』
倉庫はとても寒そうだった
とりあえず、夕食を食べながら待つことにする・・・夕食おわり。まだ、ボールもシューズも見つからない。倉庫がどんなところか知らないが、探し物が簡単に見つかるところではないらしい。
借りている1レーンを放置するのはもったいないので、シューズを借りてハウスボールで投げてみる。「ハウスシューズ滑るんだよなあ」と思っていたら、そうでも無かった。ステップの荷重移動が上手くなったかもということを発見。
投げ始めて1時間、見慣れたボールケースを持ったレーンフロア担当の店員さんが来た。
『ボールが見つかりました!』
「ありがとうございます!」
ケースを開けると、見慣れたボールが入っていた。取り出そうとして触ったら、とても冷たかった。倉庫の気温は、屋外とそんなに変わらないんじゃないのかな。とても寒そうだ。
ボールは見つかったが・・・
見つかったボールで投げていると、受付で対応してくれた社員さんがやってきた。手には何も持っていない。やっぱりシューズは見つからなかったのか。
『ボールは届きましたか?』
「はい、届きました。ありがとうございます。」
『シューズのほうですが、お時間をいただければ見つけられると思うのですが・・・』
「また来週来ると思うので、探していただくことは出来ますか?」
『はい、大丈夫です。』
「よろしくお願いします。」
翌週、ラウンドワンに行ったら、シューズがフロントに預けられていた。フロントの人に「ありがとうございました」とお礼を言う。社員さんにもお礼を言いたかったが、会う機会が無かった。しょうがない、来年に持ち越しだ。
今年、最初のボウリング部活動
いつもマイボウラーの人たちが投げている奥のほうのレーンは、大会用に確保され使えなかった。案内されたレーンの環境がいまいち。隣の人が同時に歩き始めるので、ぶつからないようにするのに気を使う。奥のほうに移動できるのを待ちつつ、だらだら投げる。
しばらくして大会用に確保されていたレーンに移動できた。大会は中止になったらしい。これで伸び伸びと投げられる。途中、桑原澄江プロのワンポイント指導を受ける。ボールを落とすのが早いので、前に押し転がす意識を持ったほうが良いとのこと。
「ボール前に持ってこれねえー」と悩んでいるときにハプニングが起きた。2つ隣のレーンの人が、アルバイトの店員さんにクレームを付けている模様。理由はわからない。
誰かを助ける人は、誰かに助けられてしかるべき
アルバイトの店員さんの説明に納得できなかったせいか、その人に代わって社員さんが対応に来た。僕のボールとシューズを探してくれた人だ。
投げながら、社員さんのクレーム対応の様子を見ていた。何を話しているかわからないが、納得してもらえそうには見えない。それを見て「ちゃんと仕事をしてる人は、ちゃんと評価されるべきだよな」と思った。
クレーム対応がひと段落したところで、社員さんに声をかける。
「あのー、すみません」
『どうしましたか?』
「ボールとシューズ、無事に見つかりました。ありがとうございました。」
『(ニコニコしながら)それは良かったです。ボールの受付けがあるので、また後ほど伺います。』
「はい」
「そろそろ上がるかー」と思ったところに、社員さんが戻ってきた。お話したところ、僕のほかにもロッカーの荷物を探した人がいたらしい。ずっとニコニコして話していた社員さんが印象的だった。
ちょっと、お礼出来たかな?
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