36歳 会社員(男)が初めて職場飲み会の幹事をするお話。
飲み会やりたい人が幹事やればいいのに
朝、出社して言われた一言。
『新年会の幹事をお願いします。』
前日の欠席した打ち合わせで新年会の話が出たらしい。幹事は輪番制になっているので、回ってくるのはしょうがないが、幹事の前に飲み会自体がめんどくさい。職場全体じゃなくて、飲みたい者同士が好きにグループを作って飲みへ行けばいいのに。
まあ、幹事に指名されたからにはやるしかない。今年はもっと大きい会の幹事をするので、その予行としてちょうどいいかもしれない。ちなみに幹事は、僕と同僚Nの2名。
日程調整
昔、職場にいた人が作った日程調整に使うエクセルシートを、N氏が新年会用に加工してくれた。それをメールで参加予定者に配付する。あとは返信を待つのみ。その間にぐるなびでお店をリストアップする。
お店選び
お店を選ぶ条件を挙げてみる。
- 場所は新宿
- 会費は5,000円
- 出来たら個室
- 駅から近い
「お店選ぼうとしてるんだけど、何かいい選びかたある?」
『メンツ的に食いより飲み優先じゃないっすか。』
いいヒントを貰った。美味い酒が出そうな店を選べばいいんだな。しかし、美味い酒が出そうな店ってなんだ?さんざん(仕事中に)考えて思いついた条件がこれ。
- 飲み放題メニューの焼酎・日本酒に銘柄が書いてある
- 銘柄を書くってことは、出すものに自信があるってことじゃないか?
- その銘柄のお酒が美味しそう
- 幹事は、お酒に詳しくないのでグーグル先生の情報を元に判断。
- 飲み放題のビールがプレミアムモルツ
- プレミアムモルツは美味しいらしいです(幹事はあまりビールを飲みません)
お店の下見
下見という名の親しい仲間4人で行く新年会。幻の魚「くえ」が食べれる紀州屋を狙ったが席の予約が取れなかった。第2候補の魚・魚・魚 (うお・みっつ)で席の予約が取れたので行ってみた。
魚系の料理が美味しかった。店員さんの対応が早くていい。調子に乗って飛露喜などの日本酒を飲んだら、後で頭がガンガンして大変だった。八海山を飲んでなんとも無かったのはたまたまだったのか?
新年会当日
お店は、「隠れ房 新宿~隠れ家個室ダイニング~」
コースは、【ぐるなび特別5000円 鍋コースプラン】2.5時間【プレミアムモルツ生】【八海山】飲放題付き
仕事場を早めに出たグループと一緒にお店へ到着。僕は新宿よく知らないけど、N氏が詳しかったので道に迷わずに済んだ。入り口の人に名前を告げると個室に案内された。下見してないけど大丈夫か?と思いながら、店員さんの後に続いて歩く。
『こちらの個室になります。』
ゆったりした部屋を見て安心した。そして、驚いた。
「この部屋入ったことあるぞ。」
前に、新宿サブナードにあるアクアリウムショップ「アクアフォレスト」で、水草の育て方教室に参加したことがある。それがお昼ごろに終わって、参加メンバーで食事をした部屋がここだった。
新年会開始の19時が近づき、徐々にメンバーが集まってきた。メンバーの中で一番偉いグループ長は遅れるという連絡を頂いている。グループ長以外が揃ったら始めるか。
そんなことを考えていたとき、店の人に呼ばれた。栗色ショートカットの綺麗な人だ(以下、Yさん)。幹事として俄然やる気が(ry
『幹事様いらっしゃいますか?』
手を上げて答える。
「はい。今日はよろしくお願いします。」
『いつ頃始めますか?』
この時点で足りないメンバーは2人。
「1人は到着が20時になる予定です。もう1人はそろそろ来ると思うので、来たら始めたいと思います。」
『かしこまりました。』
グループ長以外が揃ったので、新年会を始める。
「今日は、お集まりいただきありがとうございます。それでは新年会を始めたいと思います。乾杯の音頭を○○さんお願いします。」
乾杯が無事に終わり、新年会が始まった。部屋の入り口近くに陣取り、雑談をしながら回りに気を配る。お酒が無くなっていたら、次はどうするかを聞く。うーん、幹事って他に何すればいいんだ?
そんなことを考えていたら、最初の料理が運ばれてきた。運んでいるのは、Yさんと人なつっこい感じの兄ちゃん。Yさんが部屋から出るときに僕へひとこと。
『遅れている方のお料理は、到着されてからお出ししますね。』
「(お心遣い)ありがとうございます。」
料理が一品ずつ時間を空けて運ばれてくる。まだ、全員揃ってないから気を使ってくれてるのか?飲み会のコース料理の個人的なイメージは、テーブルに載らないほど次から次へと持ってこられるイメージ。
ここはちょっと違うな。
20時15分になった。まだ、グループ長は来ない。連絡もない。ここでYさん登場。
『20時を過ぎましたが、もうお1人の方は来られそうですか?』
「すみません。まだ、来れないみたいです。」
時計を見る・・・よし、決めた。あんまりズルズル行くのは良くない。
『料理は、20時30分ぐらいまで待ってもらうことは出来ますか?』
「はい、大丈夫です。」
『ありがとうございます。20時30分まで待たせてください。』
20時30分になった。グループ長は来ない。忙しい人だからしょうがないか。そのうち連絡あるかもしれないし。またYさん登場。この部屋の担当らしい。
『それでは鍋をお持ちします。お取り置きしていたお料理もお持ちしますね。』
「お願いします。」
Yさんと人なつっこい感じの兄ちゃんが、各テーブルに鶏つくね鍋をセッティングしていく。まず鍋を火にかけ、鶏つくねと鶏肉を入れる。火が通ったのを見計らって野菜など他の具材を入れる。全部目の前でやってくれるんだ。手がかかってる。
21時ちょっと過ぎ。鍋はまだ食べられない。飲み放題は21時半まで。部屋は何時までOKなんだ?22時までとか言われたらどうしよう。食べるの急かすとか、幹事失格じゃないか!
部屋が何時までOKが聞いてみよう。通りがかりのYさんを捕まえる。
「あの、すみません。」
『はい?』
「飲み放題は21時半までですが、部屋は何時まで大丈夫ですか?」
『次の予約は入ってないので、ある程度までは大丈夫ですよ。』
「ありがとうございます!」
助かった。ゆっくり食べて大丈夫だ。その旨をみんなに伝えた。
お手洗いに行って戻ったら、グループ長から連絡があったと教えてもらった。「さっき仕事終わって、これから向かうと遅くなるから(お店の時間もあるだろうし)帰ります。行けなくて申し訳ない。」とのこと。
まあ、しょうがない。でも、グループ長に頂いた会費をどうしたものか。「来れなかったからしょうがないですよね」っていうのもありなのかもしれないけど、ちょっと心苦しい。何か会費をお返しする方法を考えよう。
この模様は、次回「飲み会に参加できなかった上司の会費をどうする?」に続きます。
新年会終了
結局、23時過ぎまで店にいました。
【隠れ房 新宿】さんには、配膳調整や個室の時間などで親切にしてもらって、幹事初心者としてすごく助かりました。
初めて職場飲み会の幹事をして、「店選びは大事」ということを痛感しました。
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